普門坊本尊 馬頭観音様 特別御開帳

馬頭観音様 特別御開帳

当普門坊の馬頭観音様は60年に一度御開帳される秘仏です。
その60年の節目は、馬頭観音様ゆかりの「午年」と伝えられています。
前回の御開帳は2002年でしたので、次なる御開帳の機会は、2062年。まだまだ先のことですね。御開帳に出会うことができるのは一生に一度とも言われる巡り合わせ。滅多に御拝顔できない仏様なのです。

御開帳ご縁の年ではないにも関わらず、平成26年の御開帳が決まったという背景には、馬頭観音様の修復が大きく関わっています。

平成23年には、馬頭観音様のお堂(普門坊本堂)の修復が行われました。(助成:山形県)
お堂は長年の風雨にさらされて老朽化が進み、観音様をお護りするのに、大変危険な状態でした。お堂の修復に伴って馬頭観音様が御遷座されると、台座にあるべき部材が欠けていて、とても不安定な状態であることが分かったのです。

御遷座の直後には、東日本大震災が起こり、馬頭観音様は奇跡的に難を免れました。馬頭観音様が自ら危険をお知らせになったのでしょうね。

書付
馬頭観音様の体内から発見された書付のうちのひとつ。

お堂の修復が終わると、平成24年には馬頭観音様の修復が始まりました。馬頭観音様御本体の修復は、なんと300年ぶりのこと。
この度の修復の過程で、馬頭観音様の体内から数々の書付が発見され、その中には前回の修復が宝永6年(1709年)の江戸時代であることなどが記されていました。

修復は、東北古典彫刻修復研究所(代表牧野隆夫氏)の方々によって、光背、台座、御本体と施され、平成25年春、馬頭観音様は本来の美しいお姿を取り戻されました。
(修復助成:山形県、公益財団法人文化財保護・芸術研究助成財団、長井市)

修復前
修復前
修復後
修復後

あるべき部材(敷茄子、受座、心棒)が欠けていて、不安定だった台座が修復された様子。
写真提供:東北古典彫刻修復研究所

馬頭観音様は、身の丈およそ2メートル。さらにこの台座の上にお立ちになっているので、それはもう素晴らしい迫力です。

こうして300年ぶりに行われた修復を記念して、秘仏である普門坊の馬頭観音様が特別に御開帳することになりました。

◯普門坊御本尊 馬頭観音様 修復記念特別御開帳 (終了しました)

日時:平成26年4月27日~29日 午前10時~午後4時

馬頭観音様特別御開帳ポスター